大洪水

車を運転して会社に向かっている。交差点を左に曲がると、ちょうどコンノさんの車の前に出た。彼女と何か話している。私はコンノさんの前の前だったのだけれど、2人が話している声がなぜか丸聞こえだった。どれだけ大きい声で話してるんだろう?と思った。

たぶん会社だと思うのだけど、広場にいる。人がたくさんいた。ふと遠くを見ると、大量の水がこっちに流れてくるのがわかった。氾濫したらしい。このままじゃ流される!他の人たちも気付いて逃げ始めている。彼の姿を探し、2、3メートル離れたところに見つけたところで流された。ちょうど彼の方も私を見つけたところだったので、流されつつも手を取り合うことができた。すごいスピードで下方に流されたけれど、彼とはぐれなくて良かったなと思っていた。外に居たからコートを着ていたのも良かった。あまり寒くない。でもお金はすべて置いてきてしまった。不安だ。

しばらくして水が収まってきた。山の上の方から、低い声の女の人がマイクでアナウンスしている声が聞こえる。どうやら私たちに言っているらしい。行きすぎだということのようだ。周りを見ると、私たちのいるところは雪が積もっている。このまま行っていたら沈んでしまうところだった。危なかった…。

そこから抜け少し歩くと商店街のような場所に出た。美味しそうなシュークリームや何かが売っている。食べたいと思ったけれどお金が手元にないので諦めてしまった。コンノさんがいたのでさっき見かけたことを話したら、声が全部聞こえていたことに驚いているみたいだった。

気が付くと、私はユンと2人で歩いている。どこかのお店に行く最中だったのだけれど、ユンはほっぺたに絵を描いて加工してもらうお店で立ち止まった。やりたいんだって。見ると、薄いピンクのハートを向かって左に描いていた。ちょっといびつだけど可愛かった。

しばらくして、タマコから電話があった。何かのお礼を言われた。そういえば私も皆にお礼を言わないといけないな、と思った。