巻き物

アクビちゃんと遊んでいる。他にも数人の友達がいるようだった。マアちゃんがちょうど帰るところで、私たちはちょっとした崖のような場所から見送っている。アクビちゃんも既に帰らなくてはいけない時間を過ぎていたのだけれど、マアちゃんが見えなくなるまではと頑張っていた。マアちゃんも名残惜しそうに、こちらを振り返り振り返りしながらバスに乗り込んで行く。何度も手を振っていた。

場所は変わって小部屋に居る。先生のような女の人が何か皆でするゲームのようなことを提案した。誰も何も言わないので、珍しく私が「やりたいでーす」と声をあげる。じゃあ、ということになり皆で移動。

坂の上から一斉に滑り降り、途中にある巻き物のような物をキャッチして下まで行くのがルール。私は右手と左手にひとつずつキャッチして下に到達した。私が獲得した巻き物は両方とも細くて赤い印が両端についているもの。そのうちの一つは、手に取った瞬間に後ろから滑ってきたイナちゃんに「あーっ取られたー」と言われたので譲ってあげることにした。しかし彼女の欲しかったのは青だったらしい。私は下に落ちているのを見つけて渡してあげた。これで一安心したものの、まだ難関はたくさん残っているようだった。