ブッタイ

自転車に乗って自分の家の近くを走っている。彼の家に向かうところらしい。雨が降っている。偶然お父さんに出くわしたので、途中まで一緒に行くことになった。

お父さんと腕を組んでみた。当日のリハーサルをしているような気分だった。登り坂の手前で別れた。お父さんはタクシーをつかまえて帰るつもりらしかった。

ブッタイが道路の向こう側を歩いている。私がイヤな気持ちになっていると、ブッタイの彼女が走ってきた。忘れ物か何かを届けに来たらしい。しかしブッタイは、私や他にもいる人たちの目を気にして彼女に早く帰れというようなことを言った。「大事なモノだと思うから一生懸命走ってきたのに!」と彼女は怒って泣いていた。私はそれを見て「ダメだねありゃ。まったく変わってないね」と誰かに言っていた。