運転

どこかの部屋。畳だか床に置いてある布だかに、大きめの針が刺さったままになっている。妹のやり残しらしい。一緒にいた女の子に「危ないねえ」と言いつつ、布から抜き取った。彼と私で一箱古本市に出店するらしく、出展者たちが集まっている場所で準備をしている。すると、なぜか彼が怒り出してしまった。車で移動する。ところが、怒っている彼は運転を放棄。車が動いているというのに席から外れてしまった。私は「ちょっと何やってんの!?」と言いながら慌てて運転席へ。夢中でブレーキを踏む。しかし止まっていないような気がする。すぐ目の前には車。その後部座席には、少年とお母さんらしき女性が乗っているのが見える。このままじゃ間違いなく追突だ。「ブレーキどこどこ!」と言いながら、目で確認してもう一度しっかりと踏んだ。ギアをPにしてサイドブレーキを引いたりもしていた。追突は免れたものの、今度は下り坂だ。しかもカーブでトンネル。車はすごい勢いで進んでいく。ハンドル操作はしていないのだけれど、カーブも何とか曲がれている。この先はどうなっていくだろうという気持ちで見ていた。***翌日、一箱古本市に行く予定だったから。5月3日、妹が、家で針をなくして見つからないという話をしだしたから驚いた。しかし針をなくしたのは1年くらい前らしい。