ビルから脱出

大きなビルの足元にいる。そのビルは、下が脚立で支えられているのだけれど、肝心の脚立の足が少しずれてしまっている。このままでは倒れると思ったので、その場を離れて逃げた。

このビルの向こうにもビルがあり、割と上の階の窓に人がいるのが見えた。社長だ。自分は安全だと思っているんだろうな、と思った。

ビルが爆発するとわかったので、皆で逃げる。地下通路を抜けて、ショッピングセンターの地下へと向かう。ショッピングセンターのすぐ手前には溝があり、水が溜まり幅が開いていく。必死で走り、飛び越えた。

彼が探しているかなと思う。私がこんなに上手く逃げられるとは、きっと思っていないだろう。もしかすると、彼は、私を探している間に取り残されてしまったかもしれない。彼にも子どもにももう会えないのかなと思う。悲しい。既に子どももかけがえのない存在になっていたのだな、と考えていた。

場面が変わり、畑の脇っぽい道。梨花が前を歩いている。というか踊っている。DU-DAのCMの曲が頭をめぐって、私は彼女の動きを見ながらマネしてあのダンスを一緒に踊った。後ろにいる誰かも同じように踊っているのを感じていた。

気がつくと、自分の部屋らしき場所。ここは未来だとわかる。どうやら私は過去を見てきたらしいのだ。手元の箱には、以前所有していた光GENJIの下敷きなどが入っている。切なくて懐かしくて号泣していた。