すみれ味


彼とお買い物。別のお店でカゴに入れた物を、今ここにいるお店でお会計してもらっている。そういうのが許されるシステムらしいのだ。レジのおじさんは、マミーを下に落としてしまった。代わりに同じ値段の物と交換してくれると言う。でも絶対にマミーがいい。

冷蔵庫を見ると、いつものマミーには「すみれ味」と書いてあった。あれってすみれの味だったんだ〜と思う。その右には紺色のパッケージのマミー。英語で何やら書いてある。何の味かはわからないけど、それを選んだ。

レジは韓国の女の人に変わっていた。つたない日本語で話している。よく見ると周りには何人もそういった人がいる。次の職場はこの商店街で決めようかと思っていたけれど、ここで働いたら意思の疎通とか大変だろうなと思っていた。

彼は、タクシーで帰るつもりらしい。でも私は駅のロッカーに荷物を預けてしまっている。そのことを話すと、彼はあちゃーという顔をしていた。

乗り物を見つける。ディズニーシーに出来たものだとわかった。上りと下りがあり、下りはもう終了だという貼り紙がしてある。しかし、下りの方にも人がたくさん乗り込んでいた。きっと、下まで行くのは大変だから何が何でも乗って行きたいんだろうなと思っていた。

乗り物が動き出した。真上に上がっていき、天井の方まで行くとカーブを描いて下りてくる。何度もそれを繰り返す。中には、車両ごと下に落ちてしまう場合もあるようだ。その時は、40秒以内に外に出て逃げないといけないルール。落ちた車両の人たちはかなり慌てていた。