手引き

3階建てくらいの家の中。ある部屋にいると、タマエ伯母ちゃんがいた。エステの仕事をしているらしい、お客さんが来ている。見ていたら、裸で浴槽に入って行われるエステなのだとわかった。私たち、ここにいたらマズイんじゃないだろうか?そう思い、そのお客さんに背を向けて座り直していた。

気がつくと私は一人で、階段を上に進んでいく。2階には女性が一人佇んでいるのが見える。誰かを待っているようだ。見つかったらいけない気がしたので、少し急いで上へと向かう。

屋上に着くと、一組の男女が。男性の方は、2階の女性を捨てたのだとわかった。そして私がこの男女の手引きをしたということも思い出す。少しだけ罪悪感にかられた。

その男女は、嬉しそうに、そして意味ありげに私に笑いかけた。屋上から飛び去って行こうとするので、私も手を振って答えていた。

いつの間にか3階にいる。部屋にある物たちをあれこれ手に取って見ていたら、彼から連絡が来た。これから見に来るらしい。私があの男女に協力したことを知られたくないな、と思った。軽蔑されるんじゃないかと考えたのだ。何か悟られる物が置いてないだろうかと、辺りを見回していた。

場面が変わり、誰かの部屋。棚にタバコの箱が4つほど積んであり、それぞれに名前が書いてある。妹の友達の名もあった。この部屋で暮らしている子の両親は、あまり厳しいことを言わないのだなと思った。だから友達が泊まりに来ては、置きタバコをしていくのだろう。私は、あまり親が何も言わないのも考え物だな、と思っていた。