写真撮影と敵と天使

どこかの家、1階らしき部屋に座っている。すぐ横は庭になっている。ガアが慌てた様子で走ってきた。どうやら私は、クラスでの写真撮影に行かなくてはいけなかったらしい。もう今にも撮影が始まるところのようだった。ガアは急ぐように言うとまた走って行ってしまった。

遅れているのは私とミギだ。庭に出る縁側のような所には靴がたくさん並んでいる。写真撮影をするのだからパンプスがいいだろうと思うのだけれど、目に付くのは紳士用や片方しかないものばかり。やっと『これなら…』と思った物もサイズを見たら子供用だった。

ミギが「ごめんね」と言っている。私たちのクラスの先生が嫌われていて、それで撮影のタイミングを知らせてもらえなかったのだとわかった。そして同時に、もう写真撮影も終わってしまったんだなと理解した。ミギに「気にしないで」と言いつつも、クラス全員で写真を撮る機会はきっと最後だったのにと思ってとても残念な気持ちでいた。

場面が変わり、広くて少し暗い建物の中にいる。敵だと思われる人が彼と闘っていた。彼は果敢に攻撃したけれど、技をかけられそうになっていたので私は近付いて応援をした。すると、敵が私の方を攻撃しようとしているのがわかった。彼の注意を逸らす作戦らしい。私はそれを察した。今はここにいない方が勝てる筈だ。そう思って、走って外に逃げ出した。

しかし、敵は超能力者(?)だったのだ。私が逃げる方に向かって矢のような物が飛んでくる。木が何本も生えているので適当に選んで登って行ったけれど、それでも矢は次々に飛んでくる。このままじゃヤバイなと感じた瞬間、『これ夢だー。久しぶりに夢とわかったな』と思った。夢とわかればもう安心、飛んで逃げようと決めた。

飛び始めてすぐに少し下降気味になった。『落ち着いて。気持ちを上に向けて。』と自分に言い聞かせると上に向かった。私もなかなか上達したなぁと思いながら、建物が見えたのでそこに向かって飛んでいた。

再び場面が変わり、彼と子供の天使と3人で話している。私は以前、彼のことを”ろ○ちゃん”(忘れたけど「ろ」が付いた)と呼んでいたのだと言う。『そんなことあったかな?』と考えたけど思い出せなかった。でもその呼び名は妙に可愛らしかったので少し照れた気持ちだった。そして詳しくは忘れたけど「ミカエル」という名前について何かを考えていた。

私は子供の天使を抱っこして歩き出した。彼は私の左側を歩いている。しばらく歩いて気が付くと、天使は私の横に立っていた。髪の色がキレイな金色に変わっている。驚いて見ていると、天使はみるみるうちに大きくなり、大人の天使になったのだった。そして私たちは何かを話していた。