「フックー!」

広いお座敷のような所に人がたくさんいる。私は竹之内豊の近くに座っていた。竹之内豊の手がものすごく大きいことに気付き、近くにいた女の子と一緒に手を乗せてみたら二人分よりも更に大きくて驚いていた。

シュンタが走っている。捕まえて抱っこしたのだけれど、暴れているので私も一緒に振り回されているような感じで走っていた。突然、「フック!フックーーー!!」と叫ぶ。フックを作りたいんだなとわかったのだけれど、作り方がわからない。困ってアイロンをかけていたまあちゃんに助けを求めた。フックは厚紙で作るらしい。まあちゃんは紺色で三角の厚紙を渡しながら「使わないでねー」と言った。

再び竹之内豊の近くにいて話を聞こうとしている。「オレ木曜日にちょっと怒られたでしょ?」といきなり言われた。いつの木曜日のことだかわからなくて聞きなおすと先週とのことだった。男の人(役所の人?)に軽く怒られたらしい。続きを聞こうとするのに子供たちが話しかけてきてなかなか進まない。二人で困って苦笑していた。

そのうちにお母さんが来て下着の整理を始めた。「これは要るの?」などと聞いてくる。周りにも男の人がいるから恥ずかしかった。中には血の跡ようなのが着いている物もあったので仕分けをした。捨てるのかと思ったら、お母さんは「洗わなきゃ」と言いながら去っていった。

チェッカーズが来ていることがわかった!私の知っている歌を歌っている(「今夜はCまでRock'n' Roll」だったかも)。竹之内豊に「なんで言ってくれなかったのー?」と言いながら近付いていった。なのに、雑誌があったので私は本物そっちのけで切抜きを始めてしまった。近くにとんねるずの二人がいる。貴さんに「それどうするの?」と聞かれて、「読んで、しばらくしたらまた読む」と答えたら「じゃあいいよ」と言われた。

場面が変わって、私のおばあちゃんが座って何かしている。私を含めた何人かで見ていると、ベルトのようなものを2本(?)取り出した。両手に持って「こうでしょー…」と言い、「ほらっ」という声と同時に鎖状に変化させた。何かの役に立つのかな?と思いつつも「もう1回教えて」とお願いした。するとお母さんに「けんちゃんベルト持ってきてるの?」と聞かれ、持ってきていないと答えると「じゃあ今日はいいじゃない」と言われてしまった。

そうこうするうちに、自分が生理中だということに気が付いた。血の固まりが下りてきたのがわかった。きっとスゴイことになっているに違いない。慌ててトイレに向かった。口にも弾力のある固まりが出てきている。恐ろしくなって急いだ。

トイレに着くと誰か入っていたようだったけれど、程なく女の子が出てきた。何か話しかけられたけれど、口の中の固まりのせいでロクに声も出せない。口を開けることすら困難なのだ。適当に頷いて入れ替わった。

トイレに座るか座らないかの瞬間に、血がドロリと出てきてしまった。「!」と驚いた拍子に少し漏らしてしまった。急いで黒いタイツとパンツを脱いで、後ろにあったシャワーで洗い流す。なぜか床にも壁にも黒い泥のようなものがベットリ着いている。途中でシャワーがお湯だと気付き、固まらないように水にした。

壁を手でこすると少し汚れが落ちる。ちょっとホッとした時、外から放送が聞こえてきた。「〜〜ジェルについての説明です。〜したり擦ったりしないでください」この泥のようなのがジェルなんだ、と判った。でも血が混ざっているしどうしよう…と困り果てる。毎回こういう状態になってしまう人の苦労が初めてわかった気がした。後ろの浴槽に入ろうにも泥に影響を及ぼさずには無理だ。

放送は続いている。何かの設備についての説明らしい。見ると、蛇口の下にすごく小さなプラレールのようなものが2つ、大きめのが1つ置いてあった。プラレール(のようなもの)からはコードが出ていて、トイレの外まで続いていた。ちゃんと小さな電車がいくつも走っていて可愛い。『シュンタ、欲しいかな?』と思った。