鼻血

外でダーリンと誰かを待っている。何だか鼻が詰まっているなと思っていて、左の鼻の穴付近に触れた瞬間に気がついた。鼻血が出ているってことを!

とりあえず彼に1枚だけティッシュをもらう。背中の後ろにドアがあり、入ってみると薬局だった。もっとティッシュがないかな?と思ったけれど、サッと取り出せるようには置いていないようだった。

彼のところに戻ってポケットティッシュごともらい、トイレで何とかしてくることにした。薬局を抜けると廊下があり、光浦靖子と私の友達の誰かが酒盛りをしていた。彼女たちの周り一面に缶ビールが並べられていて通れそうにない。「ゴメンね〜」と言いながらまたごうとしたら、一つだけプリンを発見した。その辺りを目指して一度足を下ろしてから無事に(?)渡ることが出来た。案の定プリンは倒れ中身が出てしまったので、光浦サンはひどく怒っているようだった。

でも私は急いでいるのです。だって鼻血が出てるから。廊下を抜けるとそこは外だった。だだっ広い道の反対側にシャワー室がずらりと並んでいるのが見える。『ココはキャンプ場?』と思いながらもそこへ走った。

10以上はあると思われるシャワー室は、個室のように仕切られているくせにドアはないという何とも中途半端な作り。とにかく中に入り、カーテンを見つけて閉めてみた。走ってくる途中におじさんがいたりしたけれど、何とかこれでしのげそうな気もする。有料らしく、コインを入れる場所があった。「コインウェアです」と書いてある。お金は入れなかったのにお湯は出た。ラッキー。

シャワーを出しながら鼻をかんだ。鼻血は更に勢いを増している。手で触って確認してみたり、時々片方の鼻を押さえて”すんっ”とやってみたりしていた。