ビンゴ

七五十くんみたいな人が私のことを好きで、他の誰かも私のことを好きで、二人とも久しぶりに会ったらしくどちらを選ぶんだという話になる。私は休暇中のようで実家にいる。残りの一週間は彼と過ごそうと思っていたし、そもそも彼以外は選ぶ気がないのでどちらにするかと言われても困るなあと思っていた。

大学の同級生が、彼を私のおばあちゃんに紹介しようとしている。でもおばあちゃんが急に断ってきたらしくその子はショックを受けていた。用事があるのかと思ったらそうでもないようだから会いたくないんじゃないかと思っているらしい。慰めたりしてみたものの、そもそもどうして私のおばあちゃんに紹介するのかな?と不思議に思っていた。でもその子がちょっと可哀想だったのでお母さんに相談してみた。途中でおばあちゃんが通りかかってしまったので相談もそこで終了してしまった。

七五十くんみたいな人と並んで歩いていたらお母さんとおばあちゃんがいたので紹介した。仕事は?などとイロイロ聞かれてその人は困ったカオで私を見た。仕方ないので「1拍おくっていうのも大事だと思ってるみたい」と言ったらお母さんもおばあちゃんも納得して何となく感心した様子。七五十くんみたいな人もホッとしたみたいだった。

どこかの家の中に入ると、その人から電話が来る。俺を選んでよというようなことを言っていた。その後、その人が会いに来て、「無理なんだよ」と言ったら「ダメなの〜?」と悲しそうだった。

気付くとどこかの部屋にいて、ビンゴをしている。揃ったので2万円もらえると思い喜んでいたら、当選者には漏れなく携帯を買わなくてはいけないことがわかった。ボーダーフォンの高いやつ。それで全部お金が飛んじゃうじゃん。しかも毎月の通信費を考えたらマイナスになっちゃう。黒いスーツを着た強面の人たちがウロウロしていて断れそうにもない。これなら当たらない方が良かったなあと思っていた。