地震ごっこ

大きな地震があって、しかも長い時間揺れていて、とても怖かった。近くに掴まったけど、揺れのせいで私の体は床を滑ってく。近くに彼がいるけど手が届かないので彼の名前を呼んだ。

彼と手をつないでホッとしたのもつかの間、お父さんとお母さんも床を滑っていっていて、お父さんの方は今にも階段から落ちそうになっている。慌てて声をかけて手をつかんだ。

しばらく耐えていると壁?が開いて、たくさんの観衆が笑っている。どうやらお芝居だったらしい。私たちは実験されていたようだ。すっごく怖かったのに!私はこみあげてきた怒りをまきちらした。